| hyです(汗)久々にかかせていただきます。 駄文なのでかる〜く受け流してくださいませ。
小さく光る星たちの下、小さき家臣を従え散歩に出向いた。 特に何の意味があったわけでもない。ただ夜風にあたりたかった。
「ハオさま、お星様きれい」 「そうだねオパチョ」 「ハオさまお星様のおはなしして」 「星か…それじゃオパチョ、仲のよかった兄弟の話をしてあげようか」 ハオが笑顔でそういうとオパチョは満足したようにハオの腕へともぐりこんだ。 「昔、二人の兄弟がいたんだ。名前をカストルとポルックス。 二人は仲の良い双子でどこへいくのも何をするのもいっしょでね。 ある日約束をかわすんだ。 「僕たちは何があってもいっしょにいよう」と。 けれどある日戦いの日々にあけくれることになる。そう、兄弟二人ともね。 でもそれより残酷なのは兄弟が戦う相手が従兄弟の双子だったということ。 たとえ敵とて血はつながった知り合いさ。 兄のカストルは少しの油断で心臓を矢に射抜かれてしまう」 オパチョは恐れをおびる表情でハオを見上げた。 そんなオパチョをハオはやさしく腕の中へと抱きかかえると話を続けた。
「兄はその場で死んでしまい、それを目の当たりにしてしまった弟は悲しみにあけ くれる。 その悲しみは怒りになり、弟ポルックスは従兄弟を討ち取るんだ。 なんて皮肉な運命なんだろうね」 ハオは悲しげな表情で空の星を見上げた。
「残ったのは弟だけ。しかし弟は自分を殺めようとするんだ。 敵を討ち取っても大切な人がよみがえることはない、 それを彼はわかっていたからね。 しかし弟はそれができなかった」 「どうして?ハオ様」 「…彼は神の血を受け継ぐ、不死の身だったから。 兄は人間の血を受け継いでいる。 弟は嘆き悲しんだ、自分が兄のもとへといくことを許されなかったから。 あの約束が果たせない自分自身を悔やんでいたんだ」 冷たい風がハオの髪をゆらした。夏とはいえ夜風となると肌寒いものを感じる。 風になびく髪で彼の表情はうかがえなかった。
「…彼はたくさんの知識を得、あの約束を果たすために長いときを費やした。 けれどその答えを見出すことはできず、死ぬよりつらい道を生きることとなった んだ」 「…かわいそう」 「そうだね、オパチョ。けれど彼の姿をみていた神が哀れみをかけ、 兄弟の約束を 果たさせようとしてくれたんだ。 つまりそれは永遠のときを二人で分かち合えとね」 「…えいえんに?」 「そう、永遠に。兄弟は夜空に輝く星となり、 何があってもいっしょにいることができた。 生きる道でも死ぬ道でもなく、ただ永遠に共にいる。 それが彼らの幸せだったから。神は彼らを夜空へと永遠に導いたんだ」 風がなくなったと同時に彼の表情がうかがえた。 それは喜びでも悲しみでもなく。
「…少し話しすぎてしまったね。ラキストたちが探し始めるころだろう。 帰ろうか、オパチョ」 「ハオさまかえる!」
そう、彼らは幸せになった。 永遠に大切な人がそばにいてくれたから。
…兄弟の願い…か。 それも皮肉なものだね。
だから僕達は戦い続けなければならないのだろうけど。 「楽な世界…か」 「なに?ハオさま?」 「なんでもないよオパチョ」
神も正義も通用しないこの舞台で、お前は僕に何をみせてくれるんだろうね、葉。
END 長々と失礼しました。 私やっぱり文才ないのでシリアスな感じはむかないことが判明しました(笑) やっぱギャグな感じでしか…。 しかも登場人物少なっ!! ハオ様いいたいだけいって何伝えたいか全然わかんないし!
お気づきの方もいたかと思われますがこれはふたご座の星座の物語ですよー。 ちょっとアレンジしてみましたが(笑) 双子を題材にかきたかったので双子尽くしでやりすぎました(笑)
次書くときはやっぱギャグにします。 ではでは。
あ、夏さん私私ことまん太で皆さんは神クラスですよ!! 毎回詩を楽しみにしてますよーー。 素敵な詩ばかりでもう涙でてきますよ…。 また何かかいてくださいませ!毎日チェックしておまちしております(ぇ masaki さん、なんかオチがすごいですね!! 短い会話のやりとりのなかで本当におもしろかったですよv では乱文失礼しました。
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