| 知美さん>おはようございます。 いいんですか?本当に載せても?(と言いつつ載せてしまう私って・・・) では載せますね。
○友情の中の暖かさ○
「姉さん、牛乳とタオルだ!」 今日も蓮の雄叫び(?)が中華飯店の中に響く。
「蓮、そんな格好でいると風邪引くわよ?」 心配そうな顔で潤は蓮に言う。 無理もない。今は冬、なのに蓮の格好ときたら上半身は裸。 見ているほうが寒くなる。 「何を言う!この俺は風邪なんかひかん。風邪を引くのは軟弱者のしるしだ。俺の 場合、風邪の菌のほうが寄って込んだろう!ハハハハハ!!」 自信満々で高笑いさえもしている。この自信は一体どこから来るのだろうか・・・ 「でも・・・」 「姉さん、俺の心配をするより自分の心配をした方が良いんじゃないのか?明日、 道家に帰るんだろう?報告しに。列車の乗り方とか覚えてるのか?」 さすがにそこまで言われると潤も怒る。 「覚えてるわよ!そのぐらい!ほら、蓮もちゃんと着て!じゃないと明日、家に連 れて帰るわよ!」 「ム・・・それは困るな・・・だが・・・寝るか・・・」 と言い、蓮は結局上半身裸のまま床に就いた。
次の日・・・・ 「ウ・・・」 蓮は妙な気だるさで目が覚めた。髪をかき上げようとすると額が妙に熱い。 「何だ、これは・・・まるで熱が・・・熱?」 少しの間思考回路が止まる。 「ヤ・・・ヤバイ!!こんなことが姉さんに知られたら・・!!」 昨日あれだけ自信満々に「じぶんは風邪を引かない」と言ってしまった。 かなりヤバイ。それに勘の良い潤だ。きっと隠してもすぐに見つかる。 そしてきっと怒る・・・ 「蓮、そろそろ起きなさい。あと、私もう行くから・・・って蓮?顔赤いけ・・」 「なっ、なんでもない!全然元気!風邪なんか全然引いてないぞ!(汗)」 隠しきれてない。バレバレだ。 「ふ〜ん、風邪引いてるんだ・・・風邪!?何で早く言わないの!!」 姉弟そろって同じ反応をする。さすが家族だ。
長いので今回はここまでにします。 続きはまた・・・
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